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御主人様が突然、奴隷に言う。
「お前はどれくらい体重あるんだ?」
ええ〜!! なんて事聞いてんだ御主人様。
そこのホテルには体重計が備わっている。
お風呂上りに御主人様が見つけ、奴隷に聞いてきたのだ。
アホか...そんなの教える訳無いでしょ。...奴隷は心の中で呟く。
「計ってみろ。乗れ」
きゃー!何言ってんの、そんなの嫌ですよ。
何度も言うが奴隷は大食いである。
今日もラーメンライスを食べていた。
奴隷の家には体重計がない。 自分でもどれくらいあるのか分からなかったのだ。
...う〜ん、大丈夫かな。怖いよ、いやん、ほんとに怖いです...。
奴隷はうろたえる。
「ほら、早くせんか、乗れ」
「わ〜ん嫌です。怖いよ〜。御主人様あっち行って」
「アホか、どれぐらいか知りたいんじゃ。早よ乗らんか」
まったくも〜御主人様ったら女心が分かんないんだから。
どうにか御主人様を向こうに押しやり奴隷は体重計の前に佇む。
...できることなら乗りたくないな...でも報告しなきゃいけないしな...あうん、ほんとに嫌です〜。
その体重計には色んな機能がついていた。
体脂肪率はもちろん、骨密度や代謝消費量など計れるらしい。
奴隷は現実逃避するかのように体重ではなく、骨密度や代謝消費量などを計測してみた。
御主人様のところに行き、「あれ、骨密度とかも測れるんですよ〜」 などとごまかしてみた。
けれど、やっぱりダメだった。
「で、何キロだったんだ」 御主人様はまた聞く。
...くっそ〜、こんなんじゃごまかされないか。ちぇっ...奴隷は舌打つ。
もう一度、体重計の前に立つ。
おそるおそる体重計に乗った。
少しでも軽くなるようにと息まで吐いてみる。
まったく虚しい努力である。
デジタルの数値がどんどん上がる。
奴隷はドキドキしながら数字を見ていた。
止まった。
「あっ...今、私これぐらいなんだ」
今時の体重計は数値も残るだろうから嘘を言ってもすぐばれる。
御主人様に正直に報告しに行く。
「御主人様、○○キロでした」
「ふむふむ、お前はそれくらいか。なるほど」
男の人は女の体が実際どれくらいの数値か分からないらしい。
世の中のスリーサイズの嘘の多さを見れば明らかであろう。
男の人にほんとの体重を教えるなんて滅多にない。
できれば、もう1、2キロ少なく申告したいのが女の心理だ。
でもこれだけでは終わらなかった。

「よし、全部計るぞ」
御主人様の言葉に奴隷は逃げたくなった。
でも逃げられるわけ無いのだ。
一年前しか計ったことが無い。 すごく不安だった。
御主人様が奴隷のバストサイズを測る。
そしてウエスト、ヒップのサイズが計測される。
御主人様は奴隷のスリーサイズを正確に知ってしまった。
こういう時って少し屈辱的な気分になりますよね。
女だったら知られたくない部分だもん。
奴隷はくやしさのあまり御主人様のお腹を計ってみた。
「きゃー!マジですか」
奴隷は一瞬言葉につまった。
いくら身長が180以上あるからってこの数値は...やばいでしょ。
「御主人様、これはアカンでしょ。メタボまっしぐらですよ」
「ガハハハ。どうりでズボンがきついと思ったぞ」
「あははは。まったくもう〜ダメでしょ。って言うか痩せなさい。うふふ」
二人で笑いあった。
御主人様の方が危機的状況である。
奴隷は御主人様の身体を心配していた。
ベルト締めると苦しいって言ってたもんな。膝にも負担かかっちゃうよ。大丈夫かな。
奴隷の大食いに合わせてたらこうなっちゃたかな。
あんまりご飯一緒に食べない方がいいのかな。
バカみたいだけど、奴隷はこんな事まで考えてしまう。
だって、いつまでも御主人様は元気でいて欲しいんだもん。
タバコはやめられないだろうから、しょうがない。
でも体重ならなんとかなるだろうか。 奴隷は一人で考えていた。
奴隷との激しい交わりでもカロリーを消費するだろうが、それでは足りないのかもしれない。
どうしたら御主人様が健康でいられるだろうか。
今の奴隷の願いである。
そういや奴隷の身体測定の結果を報告したいと思います。
少しごまかしたい気持ちはやまやまですが正直に言うのが私らしいような気がしました。
体重 44.1キロ
バスト 82
ウエスト 58(スカートをはいたまま)←このへんは女心で書き足し(^^)実際は56くらい
ヒップ 83
体脂肪率 18%
相変わらずボインではない事が判明した(ガッカリ)
ウエストは大食いのわりには維持してるので、まあまあオッケーかな。
ヒップは自分では87くらいあるのかと思っていた。意外な数値にビックリ。
奴隷は今まで計った事がない。
はいているスカートや服の着心地で何となく判別していた。
今回、御主人様の命令でサイズを測ることになったが、いい機会だったのかも知れない。
改めて自分の身体を知る事ができた。
ありがとう御主人様。
最初はなんて事言う男だと思っていたが、今は良かったと思っている。
奴隷は安心してこれからも大食いでいられる事が分かった。
「よ〜し、いっぱい食べるぞ〜!」
変な決意をする奴隷であった。
2008.07.16 ▲
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